最近では美容室の一角でまつげエクステをされるサロンが増えてきています。
環境が増えて沢山の方がマツエクを楽しめるのはとても良い事ですが
反面心配な事も増えてきています。
それは技術の低レベル化です。
美容師免許があるからといって新人スタッフに技術を教え
すぐにお客様にあたらせる実例をいくつか耳にしてます。
しかもエクステの指導者は大昔に習った先輩やディーラー(材料屋さん)が連れて来た講師に
閉店後の数時間エクステの付け方を習った程度。
カウンセリングや理論もありません。
ディーラーさんは商品を買ってもらいたいので新商品が出ると
使い方を説明するために無料で講習をしてくれます。
無料なのはいいのですがまつげエクステは新しいパーマ液とは違いますよ。
何のために皆がスクールでお金をはらって勉強してるのか。
それだけまつげエクステは特殊で知識と時間が必要でまた、価値があるからです。
1番怖いのは、そうして中途半端なまま装着ができるようになった
先輩が後輩を指導すると!いう事です。
スクールで教えても「いや、自分サロンではこうだから・・・・・」と言っていう事を聞かない場合もあります。
どう考えても危険で効率も悪いのに・・・・
厳しいようでがそのような場合は「こちらには正しく教える責任があるので
この時間はここのやり方を学ぶように」伝えます。
スクールでは皆同じように正しい基本技術を指導します。
技術の進化にあわせて多少の変化はありますが、守るべき基本はかわりません。
そして、キチンとマスター出来たら安全な範囲で自分流のアレンジを加えてもかまいません。
あくまでも安全の範囲が前提です。
スクールを終了された後はほぼ全員が何かしらアレンジが加わります。
技術とはそういうものです。
アレンジを加えた技術者が指導者になると、アレンジが加わえられた技術が基本になります。
アレンジにアレンジが加って大切な基本が何か分からなくなってしまうのが怖いのです。
ちょっと旧いですがヒデオのダビングをし続けると画像が悪くなりますよね。
技術も同じです。
だからわたしが1番気を付けているのか基本です。
揺るぎない基本があってこそアレンジも生きてきます。
長くなりましたか、美容師さんに言いたい事。
店内講習もいいですが基本があまくなった技術が身についてしまったら
辛い思いをするのはお客様だとおもいますよ。
ちょっと最近気になってたのでアップしてみました(^_^)